俺様とネコ女Ⅱ

翌朝、ここに起こされるより前に目が覚めた。


こんなことは滅多にないのに。

なぜだろう。


睡眠は、決して十分とれたとは言えないのに。


隣で寝ていたはずのここはいないが、温もりがまだしっかりと残っている。


何時だ?


頭を動かすと、ガサっと紙の擦れる音がした。

聞き慣れないその音に、ゆっくりと頭を動かして吹き出した。


音の正体は、枕元に置いてあった紙袋だった。



俺の好きなブランドの包装紙。

縦長で厚みのない箱の中身が何であるかのおおよその検討がついた。

もちろん、サンタの正体も。


丁寧にテープを剥がして中を開けると、予想通りネクタイだった。


濃紺と、それよりやや明るい青の斜めストライプのシルクのネクタイは、よく見ると、20センチ間隔で赤いラインがさりげなく入っている。


一目見て気に入った。

今日はこれをつけて行こう。


包装紙に、名刺サイズのメッセージカードが貼り付けてあった。

それを読むと、自然と笑みが浮かんだ。




私だけのサンタさん


いつもありがとう

愛してるよ


いつもいつでも

これからも ずーっと


ここサンタより


joyeux noel!




追伸
コウの盗撮写メをデコってサンタ帽かぶらせたら
めちゃくちゃ可愛かった

永久保存版にするね






〈fin〉


0
  • しおりをはさむ
  • 2459
  • 16489
/ 444ページ
このページを編集する