俺様とネコ女Ⅲ SS追加

①GW /復路

*こころside*

5月4日、土曜日。


「東京でね、お好み焼き食べに行ったら大阪風だったよ。
口には出さなかったけど、
頭の中で"なんでやねん!"って突っ込んだ。」

面白おかしく話した私に、
鉄板を囲んで向かいに座っている美咲と直哉が笑っている。

駅構内の新幹線乗り場に程近い、
お土産売り場の一角にある有名なお好み焼き店で、
最後の別れの時を過ごしている。

あと1時間後にはここを離れるのか。


「美咲、昨日残念だったね。一緒に寝れなくて。」

「こころちゃん、心配しないで。
そんなこと考えられないくらいの熱帯夜だったから。」

そう答えたのは直哉だった。

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