俺様とネコ女Ⅲ SS追加

⑤おまけ /俺様とネコ女は

*こころside*



コウと出逢ってから3度目の誕生日がもうすぐ終わろうとしている。


「アラタは俺が見とくから。」

先にお風呂に入ったコウがそう言ってくれたから、お言葉に甘えてお風呂でゆっくりさせてもらった。


"意外にも"

本当に、自他共に認めるほど"意外にも"子育てに協力的なコウは、進んでアラタのお世話をしてくれる。

でも、紙おむつのテープが真っ直ぐ貼れなかったらちょっとイラっとしたりして、コウらしくて笑える。

もちろんそれを笑おうものなら、返り討ちにあうのだけれど。


お風呂から出て、パーカーとショーパンといういつもの格好に着替え、長いパーカーの袖口を3重に折った。

この黒いパーカーも、ずっと着てるからだいぶ色あせたな。


パシャパシャと化粧水と乳液をつけて、ローズの香りのボディーローションを肌になじませたら、メガネをかけて髪の毛は適当に乾かした。

半乾きにしてもひどい。


あれだけのんびりお風呂に入っといて、何を今更急いでるんだろ。

矛盾してるな。

そう思いながら歯磨きを済ませ、静まりかえったリビングに足を踏み入れた。


目に飛び込んできた光景に、頬は緩み、この上ない幸せを感じた。


黒い革製のソファーの上で、長い足を曲げて膝をたてて寝転んでいるコウ。

そのコウのお腹の上で、うつ伏せになって眠っているアラタ。


『シャッターチャンス!』


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