じょうろ と バスケットボール【完】

合宿―1日目―




「ひまちゃん、次はこっちお願い~」


千和先輩の声が、体育館の外から中に向けて響いてきた。


「は~いっ、」


返事だけ返して、先ずは手元に転がるバスケットボールを散らばらないようにカゴヘ戻した。

それから千和先輩がいる方へ向かう。


体育館の外、手洗い場の側で折り畳み式の机を出して、10Lのケトルを3つ並べていた。


「千和先輩、」


声をかけると、麦茶のパックを渡されて、


「これにパック8個と水8分目入れて、そこにあるアイスボックスの氷を適当にケトルに入れてくれる?」


「分かりました」


返事をして早速取り掛かる。


今は、朝の8時30分。


今日から始まるバスケ部の合宿の準備の為に、私と千和先輩は部員達より早めに来て、準備を始めていた。



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