じょうろ と バスケットボール【完】

合宿―3日目―*side 保*


早山さんに会えるとは思わなかった。


正直、感激して泣きそうだ。


多分、バスケ部員達は皆同じ思いだろう。


それほど、バスケをしている俺達にとって尊敬する存在であり、いつか越えたい壁でもある。

空井が一目散に駆け寄り、早山さんの回りで戯れついている気持ちは分かる。


だけど、俺はあえて早山さんには挨拶だけをするに留めた。


今、傍にいたいのが尊敬して止まない早山さんではなく、水瀬だと言ったら皆に呆れられるだろうか?


バーベキューの準備を始めるために中庭へ移動した部員達の後ろをついていく水瀬達マネージャーの背中を見ながら、俺は一つ決めていた事がある。








この合宿の間に、水瀬に想いを伝える。



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