青空を、桜の花弁が舞うよ
春は貴方が、あの人を愛した季節
そして貴方が、あの人を失った季節……
貴方が傷付き、泣いた季節……―――――――
また、春がきた
貴方と一緒に、春を迎える
貴方の傷付いた春の記憶……私が一緒に、貴方の新しい春を、動かしていくんだ
私たちは、再び集うだろう
そこに、忘れてはいけない、“痛み”があるから……
前を向いて、今を生きよう
皆で集い、私たちは語り明かすだろう
満開の桜………優しい薄ピンク色の、世界の中で…………――――――――――
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※本作は【今宵は瞳をとじて――番外編――】とありますが、正確には、【“今宵は瞳をとじて”と“愛していると囁いて”の番外編】となりますので、【愛していると囁いて】を先に御愛読頂くことをオススメ致します。
本作を先に御愛読頂きますと、【愛していると囁いて】のネタバレとなってしまいます。