永遠とは、その瞬間を切り取って忘れない事

タクシー乗り場


後悔をした

君の背中に廻した腕

対照的に動かない君の心

真剣な僕の眼差し

優しく微笑む君の視線

最後の甘え

サヨナラの挨拶

見つめ続けた後ろ姿

振り返る事が無かった背中

動き出す事が出来なかった足

走り出すタクシー

もう一度、聴きたかった声

鳴らない携帯電話

それでも傷付いたのは君の方で
傷付けたのは僕で

5年経った今でも

タクシー乗り場に取り残されている僕

違う

そこから動きたくないのだろう

きっと君は

僕の事を思い出す事はない

それで良い

偶然出会っても

君の幸せを祝福するよ

その時は

僕の強がりに
下手くそな笑顔に気付いても

優しい視線じゃなく

無邪気な笑顔で返して欲しい

今でも好きですって

言わせないくらいの壁を

それが

きっと

本当のサヨナラになるから

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