永遠とは、その瞬間を切り取って忘れない事

ラムネの瓶と乱反射


強い西陽が差していた

心地よい海風が少し伸びた髪を揺らす

君は自分の足元を見つめていた

風で髪が流れるのを抑える為に

耳に髪をかける仕草

その姿が美しかったんだ

絵心があるなら描いて見たい
カメラがあるなら撮りたかった

でも、いずれにせよ
この一瞬の肉眼には敵わないだろう

気持ちの高鳴りと比例する不安

君が流されていく様な錯覚

僕は君の手を握る

強く握り返す仕草に
幸せが詰まってる気がした

海の家の横に
無造作に積み上げられたラムネの空き瓶

緑色の瓶にオレンジ色の夕陽が乱反射する

綺麗だと呟く君

海と夕陽と波の音と乱反射

それでも僕は

君だけに見とれている

0
  • しおりをはさむ
  • 1
  • 0
/ 4ページ
このページを編集する