BABY BLUE ㊤【完】
7
「ただいま……あ、大ちゃん」
「夢子か。今日は帰る」
「えっ?あ、うん」
わたしが玄関のドアを開けたのと、ほぼ同時。
明らかに、機嫌の悪そうな大ちゃんが、入れ替わりで出ていくところだった。
「…………」
なんとなく、どういうことがあったのかは、想像つくけど。
とりあえず、お母さんのいるリビングに向かうことにする。
「……ただいま」
「あら!おかえり、夢子」
なんだか、楽しそうなお母さん。
お母さんは、雰囲気も性格も想子に近い。
総合ランキング15位獲得!(2019年06月)
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