BABY BLUE ㊤【完】




「大……」



呼びかけた声を、のみ込んだ。



こんな冷たい表情の大ちゃん、見たことない。



長くは、続かないと思っていたんだろう。



子供っぽい想子に、一ノ瀬くんが愛想をつかすに違いないって。



そんな大ちゃんが、想子が持っていた別の顔を目の当たりにしてしまったんだ。



「…………」



時間にしてみたら、きっと数十秒。



でも、わたしにとっても、大ちゃんにとっても。



それは、とてつもなく長いキスに感じられた。











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