BABY BLUE ㊤【完】




「本当、どうしたのかしらねえ。熱なんて、めったに出さないのに。大丈夫?」



お母さんも、母親らしく、一応は心配してくれているようす。



「授業終わったら、すぐに帰ってくるよ」



わたしも、意外と繊細だ。



あんな場面を見ただけで、翌日から寝込んじゃうなんて。



組み合わせが組み合わせなだけに、無理もない気もするけど。



「学校まで、一緒に行ってもらったら?想子と一ノ瀬くんに」



「そうだよ。心配だよ、夢ちゃん」



「いいよ。シャワー浴びていくから、先行ってて」



まさか、わたしと大ちゃんが上から見ていたなんて、夢にも思ってもいないんだろうな。



「でも、ありがと、想子」



「ううん」



お礼を言うと、想子が少し安心した表情を浮かべる。

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