BABY BLUE ㊤【完】

4








「ちょっと……ちょっと、待って」



「え……?」



一ノ瀬くんの声に、顔を上げると。



なんだか、あわてたようすの一ノ瀬くん。



「あ、の……?」



待って。



「いや……ごめん、俺も驚いて。でも、そうじゃなくて」



一ノ瀬くんが、必死で言葉を探してる。



「…………」



もしかして、わたし。



とんでもない間違いを、犯した?



わたしの心が、悲鳴を上げながら、それを認めることを否定してるけど。

0
  • しおりをはさむ
  • 1401
  • 6602
/ 354ページ
このページを編集する