BABY BLUE Ⅲ【完】




「何?」



「あいさつだけ、しといていい?お母さんに」



「……うん。あんな、お母さんだけど」



「いいよ。今日は無理だけど、夢子と結婚させてくれたら、式に類くん呼ぶって言っとく」



「……本気にしちゃうよ」



「問題ない」



笑って、貴くんが扉を開ける。



貴くんは、気づかなかったみたいだけどね。



本気にしちゃうっていうのは、わたしの方で。



今、世界でいちばん幸せだと思ってしまったこと。












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