BABY BLUE Ⅲ【完】

happy ever after /never say googbye








「綺麗……夢ちゃんに、ぴったり」



「想子……!」



気がついたら、わたしの薬指に光る指輪をのぞき込んでいた、想子。



数十分前から、一人この指輪をながめてたの、バレちゃった?



ムダだとわかっていつつ、ごまかすように、手を引っ込めたんだけど。



「さすが、貴くんだなあ。決めるときは、ちゃんと決めてくれるもん。夢ちゃんのこと、本当に大切に想ってるんだね」



「……うん」



想子の言葉に、素直にうなずいた。



一週間前、松本旅行をしたときの貴くんを思い出す。



うれしかった。



貴くんの気持ちが、全部伝わって。

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