BABY BLUE Ⅲ【完】

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「……本当にさ、シャレになんないって」



ライブ終了後、特大のため息をつく、裕太くん。



「なんで?最近の中でも、かなりよかったじゃん。今日」



「当然だよ。これで出来も悪かったら、一緒にバンドやってないよ」



しれっと応える貴くんに、今度は、あきらめた表情。



「いちばん肝心な音楽に関しては、言うことないからなあ……」



「だろ?」



と、貴くんが、得意げな顔をしたところで。



「信じらんないわ、一ノ瀬だけは」



今度は、本多さんが口を挟む。

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