BABY BLUE Ⅲ【完】

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「この部屋。飲み物持ってくるから、中で待ってて」



「……うん」



貴くんの部屋。



こんなときなのに、普通に好奇心が顔を出す。



ドアを開けると、予想以上に片付いた、清潔感のある部屋が広がっていて。



部屋に必要な雑貨から、棚の中の本まで、全てが絶妙なバランスで配置されているせいか。



けっこうな数の楽器や機材まで、オブジェみたいに見えてしまう。



こういうのも、貴くんは特に考えもしないで、無意識に置いただけなんだろうけど。

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