世界はほんの少しの闇と溢れるばかりの愛で満ちている【完】

chapter three /Ⅱ I'm not miss take









「18円のお返しになります。ありがとうございます」



「どうも」



コンビニで、パンとコーヒーの入った袋とおつりを受け取って、学校に戻る。



いつものことながら、もやもやする。



…………。



子どもの頃から、不仲な両親を見てきたのも多少関係があったりするのか、まともに人を好きになったことがないし。



やっと、本当に好きだと思う人ができても。



自分にはどうにもできないのがわかってるから、あんないいかげんな海老名さんと結ばれることを、心から望んでたり。



どこかに、欠陥があるのかもしれない。



我ながら、外面だけはいいから、表立った苦労はしたことないけど。



と、そこで、野呂さんの顔が浮かんだ。

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