世界はほんの少しの闇と溢れるばかりの愛で満ちている【完】

chapter three /Ⅶ Dream Or Truth








「ごめん。気持ちはうれしいんだけど、今は誰ともつき合う気がないから」



「そっか……でも、今までどおり、普通に話したりしてくれる?」



「うん。もちろん」



涙目ながら、相手が納得したように笑ったのを見届けたあと、練習に使っている教室の扉を開けた。



「もったいねー。霧島さん、断ったんだ」



「保科くん、信じらんないわ!まさか、本気で結城のこと好きだったりする?」



「…………」



相変わらず、騒々しい。



そんな二人を見て、結城もため息をつく、いつもの光景。

0
  • しおりをはさむ
  • 621
  • 6733
/ 841ページ
このページを編集する