ZERO-黒き羽を身に纏う死神-【完】

6.闇の取引

闇の取引会場は、ひっそりと森の奥に佇む。
イエローとレッドの間にある森の、レッド寄りにその会場はある。

見た目は、普通の使われなくなった小屋だけど、その小屋には、地下への階段があった。その階段を降りると、広い廊下にいくつもの部屋。

地下何階まであるのかは、わからない。

俺は、闇取引の噂を耳にしてこの会場へと足を運んだ。

すると、廊下ですれ違った体格のいい男性が声をかけてきた。

「お前、見ない顔だな。此処来るのは初めてか?」

「うん、闇取引の噂を耳にしてね。」

「そうか。闇取引なら此処じゃないぜ。此処はカジノルームだからな。」

この男性の話によれば、此処地下1階は、カジノルームで賑わってるらしい。

そして、地下4階では闇取引が毎日行われてるとか。

「ねぇ、此処って地下何階まであるの?」

俺の問いに男性は首を傾げ、

「ん〜4階までしか知らねーなぁ。噂では4階から下があるらしいけど、俺たちが使用してるエレベーターは地下4階で終わりだし、聞いた話だと業務用エレベーターがあるらしくてな、そのエレベーターでしか4階から下へは行けないらしい。」

なるほど。

此処は地下4階まであることは確実みたいだね。

「まぁ噂だけどな。」

「じゃあ、地下2階と3階は?」

「行けばわかるさ。じゃあな。」

男性はそう言うと、カジノルームへと消えた。

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