君だけのデビル【完】

悪魔の正体 /悪魔様と、カミナリにつき。









ザーザーとまるでテレビの砂嵐のような音を立てて、激しく降るのは大粒の雨で。





「うわーん」とまるでどこぞの猫型ロボットに泣きつく眼鏡くんのような声を上げて、激しく涙を流すのは悠歩だった。






その上、悠歩だけじゃ留まらず数人の女子が涙目だったり暗い顔をしたりして。





悠歩を取り囲んで悲しみに打ち拉がれているような女子は、今から葬式でも始まるような面持ちをしていた。







「…………」




一体何事。






制服についた水滴を手ひらで払いながら、一体どうしたんだこの人達と思いつつ。



あたしは冷静に、その集団の真ん中にいる悠歩に声をかけた。





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