君だけのデビル【完】

悪魔の素顔 /その悪魔、君臨につき。











「で。なんだ、これは」




「なんだって…布団ですけど」




「そんなもの、見ればわかる。そうじゃなく、なんでこの俺が布団に寝なきゃならないのか聞いてんの」




「じゃあ、何で寝るのさ」




「ベット」




「………」





あれから、何度か心が折れそうになったけれど、その度に耐えてきたあたし。




晩ご飯のときなんて、居心地悪いったらありゃしなかった。


お母さんと、こいつだけが盛り上がっていて、あたしは一切喋らなかった。


っていうか、喋っても無視された。くそう。





それから自分もお風呂に入って、部屋に行けば。


勝手にベットで転がるこいつがいて。



更に、人の漫画を勝手に読んでは、「つまらねー」と文句を言っていた。




もう、こいつが天使に見えることなんてないだろう。



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