君だけのデビル2

悪魔の秘密 /悪魔様、熱に侵されるにつき!









「智里、」


「………」


「智里」


「ん、だよ」


「だから、パスタ、ミートと明太子、どっちがいい?」


「どっちでもいい」


「………。ちょっと、ちゃんと答えてくんないと、面倒さが違うんだけど」


「じゃあ、いらない」



…………。




「はあ?そんな言って、朝から何も食べてないじゃん」


「たかが一日、何も食べなくても死なねえから」


「何言ってん、」


「うるさい、ほっとけ」







―――リビングのソファで。


休日も女装に抜かりない筈の智里は、珍しく男姿のままでそこに寝ていた。


母は朝からいなくて、お昼近くに起きたあたしがリビングに行った時、智里のみがソファで横になっていた。



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