君だけのデビル2

悪魔の秘密 /悪魔様、太っ腹につき!










「は?海?」



≪そ、海!≫




夏休み初日。


やっとゴロゴロと出来る毎日になって、お昼近くまで部屋で寝ていた時のことだった。



突然かかってきた悠歩からの電話。



それに出てみれば。


≪明日、海に行こう!≫


とのこと。……切ってもいいかな。




「やだよ」


≪え~、なんでよ!なんか用事でもあるの?≫


「いや、まあー…」


特にないけど、さ。




≪どうせ用事なんて無いんでしょー?≫


「失礼な。……まあ、明日はたまたま無いけど」


≪だったら、いいじゃん。何がダメなの?≫


「……だって、めん、」


≪面倒臭いとかナシだかんね≫


「………」





ベットに横になっているあたしは、天井を見上げたままぐっと口を噤む。悠歩のヤツめ、エスパーかこの人。


図星をつかれて言葉の見つからないあたしに、携帯越しに悠歩は、嬉々とした様子で言葉を続けた。






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