君だけのデビル2

天使の裏側 /予期せぬ、訪問者につき。













「なーなせっ!世界史どうだった?」





「………」





無言のあたしは、世界史…というか全体的に捉えて、テストという魔物に惨敗を喫していた。




机に視線を落としたまま暗い顔でいると、近くに来た悠歩が「え、もしかしてダメだったの?」と首を傾げている。





あたしは頭を抱えて、「終わった……」と一言呟いた。







「え、黒崎。世界史ダメだったの?奇遇、俺もー。なんか一番初めからわけわかんなかったよな」






偶々横を通りかかったクラスメートの佐川くんが、気付いたようにあたしに言う。




ズボンからはみ出たシャツが、視界の端に映る。



彼は岡崎や羽柴達と同じグループにいる一人だけあって、見た目は少しばかり不良チックである。






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