君だけのデビル2

悪魔の秘密 /悪魔様の、秘密につき!








家に帰ると、智里の靴だけが玄関に先に置いてあって、少しホッとした。


普通に帰って来てる。



薄暗い廊下を進んで、リビングに顔を覗かせる。

そこに誰もいなくて、智里は恐らく二階にいるのだろうと思った。


すると、カタンと物音が脱衣所の方からして、ハッとする。



お風呂場……?


足を向けて、そちらに向かう。





「智里……?」


ドアを叩いて、反応を待つ。

返事がないので、恐る恐るそこを開ければ、智里はシャワーを浴びているのか脱衣所にはいなかった。


取り敢えず、あたしも水着の入った袋をカゴに入れて、手と顔を洗う。海に入ったせいでベタベタする。



鏡に映る自分を見て、もう一度顔を洗う。


なんか、気が気じゃない。落ち着かない。


どうしてこんな気分なのか、………よくわからないけれど。


再び顔を上げて鏡を見ながら、溜め息を一つ零した。

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