君だけのデビル2

不良の事情 /不良くんと、夏祭りにつき。








「七瀬ってば、ぜんっぜん連絡よこさないんだから!今日まで一体何してたのよー?」


「あ、…ごめん」



「まさか、ゲームにハマってましたー!とか、言うんじゃないわよね?」


「………」


「もしそうならほんっと信じらんない!あんた高二の夏捨てるとか狂ってるから!青春を泥ん中に捨てるようなもんだから!」


「何その例え…」



少々呆れながらそう返せば、反対側を向いて帯を巻いて貰っていた悠歩がこちらを向いた。




「っていうか、信じられないなー。影倉さんホントに引っ越しちゃったの?一言くらい教えてくれたっていいのにー」


薄水色の地にピンク色のバラがところどころに描かれた悠歩の浴衣に視線を向けながら、あたしは「急だったからね」と力無く返事をした。




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