君だけのデビル2

不良の事情 /不良くんと、悪魔様につき。










「俺さ――、もう察してるとは思うけど、ああいうのしてるんだよ」


「………ああいうの?」


「だから、あ、あー、」


「あ?」


「……アイドル、みたいな……ヤツ」


「ブッ!」


「吹き出してんな!こっちは真面目なんだよ!」


「あー悪い悪い」


「チッ、本当にムカつくなお前ってヤツは」





―――以前、


ファーストフード店に黒崎を強制連行したことがあった。

それは黒崎が、俺が影倉の彼氏だとかいう、突拍子もない虚言を吐いたからだ。

だからその嘘に、どういった真意があったのか。


それを聞くために、俺と影倉と黒崎は三人で店にいた。


長引くだろうと思っていた話し合い、みたいなそれは、思いの外早く終わって、黒崎の真意を聞いた後、内心かなり嫌だけど全力で嫌だけど、暫くの間は俺と影倉は付き合っていく設定で話がまとまった。


そして、黒崎が席を立った(実際は影倉が故意的に席を外させた)後、

いきなり偉そうに話を切り出した影倉から、急に真面目な顔でそんな事を言われたのだ。


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