君だけのデビル2

不良の事情 /不良くんと、文化祭準備につき。







「はい、七瀬。腕上げてー」


「っ、やだ。あたしは着ないって!」


「だめ。女子は全員やってんだから!ほら、四の五の言わずにあげろ!!」


悠歩がそう言って手に持っていたメジャーをジャッと伸ばした。


「ホラ、マコ!七瀬の腕を押さえて!!」


「ぐ、らじゃー!」


悠歩の指示に、傍にいたマコがあたしの腕を押さえた。


「マコ!?うわ、やだ、ちょ、っ!」


「ほらほら、大人しくせい。どれどれ~?」


悠歩が微妙におかしな口調になりながら、あたしの胸囲を測ろうと、メジャーを背中に回す。




「悠歩たいちょー。七瀬の胸囲はどのくらいでしたかー?」

あたしの腕を話したマコがそう言って悠歩に近づく。

なんだよ、悠歩隊長って。


「……七瀬、」

「な、なに?」


先ほどとは打って変わって真面目な声色で悠歩が口を開く。

ので、あたしは恥ずかしさのあまりそそくさと制服のシャツを手に取って、腕を通した。




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