君だけのデビル2

天使の裏側 /その悪魔、詮索につき。











「二人ともすっごくイケメンくんねー。はーいどうぞ、お茶」




「ありがとうございます」



「あ、どうも」





リビングにあるソファに座っているその人達に、ご機嫌な母は笑顔でそのお茶を出す。全く面食いなヤツめ。





ダイニングにいるあたしは、彼らとは少し離れた場所にいた。


あたしはテーブルに肘をつきながら、その様子を眺める。





茶髪の彼は礼儀正しく、お茶の飲み方もどこか上品。


赤髮はどこか偉そうで、そういやテレビ局でぶつかった時もあんなんだったな、と不意に思い出した。






「で、二人とも、チサトちゃ…智里くんに会いに来たの?」




母の言葉にあたしは違和感を感じる。


いつもはチサトちゃんと呼ぶはずなのに、この二人の前では『智里くん』に呼び方が変わったから。





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