精霊の御子

◇プロローグ◇

 

◇プロローグ◇



とある研究室から女性が出てきた。

連日の仕事を終えて、久々に自室へ戻る。


多分、外はもう朝だ。


朝日を遮る重たいカーテンを開けると、予想以上の眩しさに目を細める。


窓から外を見上げて眼鏡を外し、髪をほどいた。

朝日に光る美しいブロンドが腰まで垂れる。


空気の淀んだ部屋に風を通すために窓も開けて、息を吸い込んでから、歴史の一節を暗唱してみる。






それは長い年月を越え、世界の悲鳴が聞こえてくるようで__。

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