Invincible~虎に翼~【完】

4 きっかけと確信 /2





この日大虎は出先から戻り、部下が開けて待っていたエレベーターへと乗り込んだ。



「あ!ちょっと待ったー!!」



走ってきたのはライトで、閉まりかけのドアを部下が慌てて押さえて再び開けた。



「セーフ!!」



超高層ビルではない建物だ。10数階しかない程のエレベーターを待つのに時間がかかるほどの事ではないのだが、慌てて飛び込んだライトに、大虎は嫌な予感を覚えた。



「トラちゃん、おつかれー」


「……あぁ、」


「…………」


「……なんだ、」



いぶかしげにライトを見た大虎へ、ライトはにやりと笑ってみせるとスーツの内ポケットから何かを取りだした。


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