Invincible~虎に翼~【完】

1 日課 /4



「お前らなんか勘違いしてねぇか?」



大虎はイライラと煙草を取り出して、ライトがジッポに火をつける。


大きく煙を吐きだすと、眉間に思い切り深い皺を刻んだ。


だいたい、何を白状しろっつーんだよ。


それからもう一度深く煙を吸い、大きく吐きだす。


折角大虎が口を開いたのを止めるわけにはいかない。


ライトは文句のもの字を飲みこんでこっそり煙を手で払った。



「何が勘違いだっつーんだよ。てめぇ、毎朝毎朝熱い視線送ってんだろーが」



大虎に向かって“てめぇ”と言えるのは矢部しかいない。


3人は矢部の言葉に便乗して、神妙そうに頷いた。

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