Invincible~虎に翼~【完】

9 脅かす影と護る光 /2





社長室、ライトが入ってくると真っ先に大虎の座るデスクへと向かった。



「大虎さん、これ、どうしますか」



取引相手との契約に合否の有無を決めるものだった。


大虎がじっと書類を見つめる横で、ライトは期限を知らせた。


よほどいい話ではない限り、いや、いい話であっても数日保留にするのだが、大虎は引き出しを開けると印鑑を取り出した。



「……っ!?」



驚いたライトがじっと見つめるのをちらりと見上げる。



「この相手は将来見込みがある。今から手を組んでおくのが妥当だろう」



な?そうだろ?


視線で聞かれたライトは同じ事を思っていた所で、はいっ!と思い切り返事をした。



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