Invincible~虎に翼~【完】

心羽はデコを突かれたくないからと笑い、ひらりと手を振ると駅へと足を向けた。


大分自分でも大虎の部下たちとは会話が出来るようになったと思う。


そんな自分が少し嬉しかった。


うきうきした気分で電車に乗り、自宅最寄り駅で降りる。角を曲がればアパートが見える所でケータイの音が鳴った。


画面には知らない番号。


恐る恐る通話を押し、スマホを耳に当てた。



「……はい、」


『もしもし、ココ?おれー、聖だけど』



心羽はびくりと肩を揺らした。



『ココの部屋、あの頃と雰囲気が変わらないね』



心羽は目を見開き立ち止った後、弾かれたようにアパートへと駆けだした。


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