Invincible~虎に翼~【完】





2人が目覚めたのはその日の昼。


寝たのも既に朝だったと目をこすりながら、心羽は傍らで電話をする大虎へすり寄った。



「……あぁ、それでいい。……よろしく頼む。……うん?心羽か?」



大虎はちらりと心羽へ視線を移し、未だうとうとしている頬を撫でるとにやりと笑う。



「一応納得してるから、気にしなくていい」



その電話の相手はライトで、全部処分する事に心羽は承諾してるのかを聞いたのだが。


あれはきっと、トラちゃんに言いくるめられたかなぁ?


ライトは宙を眺めてそう思い、くすりと笑いを洩らす。


嫌だと思いながら実行に移すことに時間がかかっていた男はもういない。





虎は心羽という翼を、得た。




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