Invincible~虎に翼~【完】

2 その始まり /3





気になるな。


だろ?


どんな味なんだろうな?ワインの様な芳醇なフレーバー。


え!?そっち!?



数日後、大虎がパソコンへと真剣に視線を注ぐ中、テーブルを挟んだソファへと座ったブシとライトがこそこそと囁き合った。



「いつまであのままのつもりだ?」


「さぁー。だってトラちゃん、コーヒーミル買って来させなくていいっていうし、ドリッパーもコーヒーメーカーもいらねぇ、だし。その癖仕事の合間にあの袋手にとって見てるんだけどさー」



今しがた息を吐いた大虎がコーヒーの入った紙袋を手にしたのを見ながら、ライトは首をかしげた。



「もしかしたら……」



ブシが何かを言いかけて、大虎が立ち上ったため口をつぐんだ。


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