隣に並んでいいですか。【完】

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『銀二さぁ、卒業したら、どうすんの?』

『どうするって、なんだよ?』

『あんたさぁ、やりたいこととか、ないわけ?』

『やりたいことぉー?』

『…………』

『そーいう目で見んの、やめろよな、まじで。っつーか、てめーはあんのかよ……』

『……んー?』

『だから、……やりてーこと、』

『私?……へへっ、あるよ』

『……え、』

『私ね、実は、外国の大学に行くことになりましたー!!』

『…………は?』

『だから、りゅ・う・が・く!卒業したら、アメリカ飛んで留学すんの!』

『……うそだろ?』

『嘘ついてどうするのよ。エイプリルフールじゃあるまいし。私、ずっとアメリカの大学行きたかったんだよね』

『……初めて聞いたぞ』

『だって銀二に言ったことないもん』

『……はぁ?てめー、まじで言ってんのか?』

『当たり前でしょー?私、あんたと違って優秀ですから』

『それはっ……認めるけどよ、』

『向こうの大学で思いっきり勉強してくるんだぁ』

『日本じゃダメなのかよ』

『うーん……それはね。難しい選択かなぁ』

『…………』

『だってね。ずっと、夢、だったんだ』

『……っ、』

『夢が、叶うんだ』


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