COOL OCEAN【完】

COOL OCEAN /愛しい人


少しの時間の後、背後からの声




「理一の事が好きなんだと思ってた、

…違うんだな……

好きな奴…誰だよ…」





切ない声にゆっくりと振り向くと、魅力的な目がこちらを見ていて暫く見つめ合う。




近くに居るだけでいい、その目に私を映してくれるだけでいいって、幸せだって思うけど。

その目で見つめられると…もっと近くに行きたいと願ってしまう。






「私……円くんの事、怖いなんて思ってない」




円くんの目が少し開いた気がした。





よく分からないけど何だかもう、とまらない…



「ただ緊張して…、体が強張ってしまって…なのに、ほ、本当は近くに行きたくて…。
音々ちゃんを大切にしてて、私はオマケで…お似合いの2人を応援しなきゃいけ…なくて…」




自分で支離滅裂な事を言ってるのが分かるのに止めれなかった。

理一くんに勇気もらった気がして、勝手に気持ちが高ぶってて、いつの間にか涙がポロポロ流れていた。






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