哀れなリンゴ【完】

SS /ある休日




椎名さんとあの日から…そう結ばれた日から、私は彼の部屋にずっと居る。


だって本当に樹里さんはあの日、私の家に来てたみたいだし、ここも何回もインターホンが鳴っていた。


番号を誰から聞いたのか、どうやって調べたのか、私の携帯も樹里さんからの着信が鳴りっぱなしだ。



『全て出るな』と椎名さんから止められている……



仕事場にも車で行き、帰りは私の会社に迎えに来てからまた一緒に椎名さんの会社に戻り、彼の仕事が終わるのを待って2人で帰る、という状態。





椎名さんと常に一緒に居られるのは嬉しいんだけど、凄く彼の重荷になってる感じがする……



ただでさえ忙しいのに、私の為に更に負担が増えている。

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