僕らアメフト同好会~ちびマネ×女嫌いエースの恋~【完】
☆第2クォーター☆ /第5話 打ち上げ
「お疲れ様でした!」
「乾杯っ!!」
春季リーグ初戦を見事白星でかざった、その日の夜。司先輩の家でRBの飲み会が開かれることになった。
「本当にお疲れ様でした。司先輩も岡田先輩もすごかったですね、感動しました!」
隣に座る岡田先輩に目を向けると、先輩が照れくさそうに微笑む。
「ありがとう。香奈ちゃんもよく頑張ってたね」
とってもシャイで優しい岡田先輩は2年生。アメフト部員にしては小柄な人で、去年までは控えの選手だったと聞いたけれど、そうとは思えないぐらい落ち着いてプレーしていたよね。
「俺はやっぱり、開始直後の司先輩のタッチダウンが一番印象的だったな」
小太郎の言葉に大きく頷く。
「私も! 岡田先輩がボールを持っているとばかり思っていたから、途中で気付いて驚きました。慌てて司先輩を探したら、もうだいぶ先まで走っているし……。最後のディフェンスとか弾き飛ばしていましたよね!」
敵をいかに欺くかという頭脳戦。ラインとラインのすさまじい攻防戦。
そして鮮やかなテクニックとパワーを見せつけた司先輩の走り。
もうすべてが凄くって、今でもまだ興奮状態が続いているみたいだ。
あらすじ
目次
この作品のレビュー
総合ランキング347位獲得!(2015年05月)
最新☆人気小説BEST3
日間ランキング1~3位をピックアップ!
http://s.maho.jp/homepage/58ccb9b439545bb8/