僕らアメフト同好会~ちびマネ×女嫌いエースの恋~【完】

「さて、さっき少し話したマネージャーの件なんだが、もう少し詳しく説明をしよう。けが人の治療や練習の手伝い、その他にも色々とマネージャーの仕事はあるんだが、力仕事はすべてこの平川香奈が担当するから大丈夫だ。なに、そんな大変な仕事はない。君ができる範囲でいいから手伝ってもらえないかな?」


 ――ちょっと待て、主将。

 態度も言葉づかいも違いすぎるし、今なんて言った!?


「ちょっと主将! 私、力仕事専門なんて聞いてませんよ!」

 脇腹をつつき小声で抗議すると、清田主将は美少女に見えないよう顔を隠し、ギロリと私を睨みつける。

「黙ってろ! お前だって一人でやるより何人かいてくれたほうがいいだろうが!」

「そっ、それはそうですけど……」


 口をつぐんだ私の隣で、また清田主将は優しい笑顔を作り美少女に向き合う。


「入ってくれたら色々と便利なこともあるぞ。たとえば試験の際のノートや資料集めとか、練習後の晩飯をおごったりだとか――」


 その後も甘い言葉を並べたてた清田主将は、無事、もう一つの選考テーマ「癒し系美少女枠」に合致する美少女4人を仮入部させることに成功した。





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