僕らアメフト同好会~ちびマネ×女嫌いエースの恋~【完】

☆第3クォーター☆ /第5話 恐怖の朝part2


 深い眠りから覚め、そのままベッドでまどろむひと時って、一日のうちで一番幸せな時間かもしれない。

 すくなくとも、普段の私にとっては。


 でも今日ばかりは、かなり違った。

 うっすら開けた視界に映る、何だか見覚えのあるモノトーンの家具たち。

 明らかに肌触りの違う、いいにおいのするベッド。

 そして……テーブルで頬杖をつきながら、まっすぐにこちらを見つめている、氷点下の司先輩。


「正気に戻ったか? 酔っ払い」


 ベッドに横になったままなのに、全身の血がザザーッと音を立ててどこかに引いていくような気がした。



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