僕らアメフト同好会~ちびマネ×女嫌いエースの恋~【完】

☆第4クォーター☆ /第4話 発覚


 試合後の挨拶を終えると、次の試合を待つチームのために急いで荷物を片付け、全員でフィールドの横にある芝生の広場に移動した。


「司先輩!」

 座って休憩している司先輩の元へ、氷を持って駆け寄っていく。

「お疲れ様でした。テーピング外しますか?」

「あぁ」


 そのまま司先輩の前にしゃがみこみ、なるべく痛みを与えないよう気を付けながらテーピングをはがしていく。

 ますます腫れの酷くなっている足首にそっと氷を当てると、先輩を見上げた。


「司先輩……めちゃくちゃカッコよかったです。ありがとうございました」

 司先輩がふっと表情を緩める。

「お前も、お疲れさま」

「四年生の先輩たち、みんなすごく嬉しそうですね」

「あぁ、今日は派手な飲み会になりそうだな」

「司先輩はお酒禁止ですよ。怪我の回復が遅れちゃうから……。帰り、翼先輩が司先輩の車を運転してくれるって言っていました。病院に寄ってから帰りましょうね」

「分かった」

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