神様への質問【完】

神様への質問 /7 小さな冒険


 ――翌日。


 朝から気持ちのいい青空が広がっていた。



 ベッドを整えると、ソファーで眠るシンを起こさないように気をつけながら顔を洗い、身支度を整える。


 朝食の準備を全て終え、シンを起こそうか迷いながらそっとソファーに近づいた。



 寝顔のシンって、笑った時と同じように少し幼く見えるんだな。


 やっぱり整った顔してる。


 足がソファーから飛び出していて、とっても窮屈そう。




 昨夜、シンは私にベッドで寝るように言い、自分はソファーで寝ると言いだした。


 私の方が小さいんだから私がソファーでいいよと言ったのに、シンは頑として譲ってくれなかった。




「……シン、朝だよ?」


 時計が9時半を指したのを見て、静かに声をかける。


「……沙良? おはよう」


 まだ眠たそうな微笑みが可愛くて、自然と頬が緩んだ。


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