【完】ダイヤモンド・ローズ

作者スミレ

ー俺のペットは16歳の少女ー容姿端麗の若い脳外科医、清次郎は彼女と過ごす時にこそ、生きることができた。

ー俺の素晴らしいペットは、野生の少女なのだ…ーーー


大学病院のトップ教授の息子である、容姿端麗の若い脳外科医、田所清次郎(タドコロ セイジロウ)。


持ちうるものは全てもっていながらも、どこか枯渇した生活を送っていた。


与え、与えられ、の人間らしい打算めいた駆け引き。


他の人間と違って、“ギブアンドテイク”に温かみを見いだすことができない清次郎は、この疲労した駆け引きが生活からみずみずしさを奪い取っていると感じていた。


そんな彼に潤いを与えられるのは、野生少女リオサ。


決して束縛されない。

与えることを知らない。


彼女は自由だった。


リオサと過ごす時間には、清次郎は人間のしがらみから自由になり、安らぎを得ることができるのだった。



しかしーーー




ー現在加筆修正中ー