蜘蛛の巣



その日は特に何もすることがなく…、っていうかここ最近ほとんど何もしてなかったけど。


大学に行って帰るだけの往復。
食材を買って飯を作って、いつもしていたことのローテーション。


味気ない日々だなんて前までは思ったことすらなかったのに、今じゃ何をしてもつまんない。


美九がいないだけでこれだ。
あたしにはやっぱり必要な存在だったんだと突きつけられる現実がなんだか虚しい。


でも、広いだけで顔すら合わさない生活に戻りたいとも思わなかった。


どっちにしたって今の状況と変わらない。


それなら暇を持て余してやることがなく、することもないような生活よりは家事炊事ができている今の方が割りかしマシだ。


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