69problems

003.69problems /003.理不尽



いつもの帰り道。
ふと思い出した中学の頃のこと。


九十九くんという人の怖さや冷酷さを目の当たりにした日から通い詰めてるんだよなと。


今日も呑気に、どこか退屈でどこか物足りなくて、だけど九十九くんに会えばまた明日が楽しみになるような一日のはずだった。


「やだ…ッ!!やだってば……ッ!!!」

「ちょっと大人しくしてもらうよ?」


あんまりにも騒ぎ立てて逃げようとするからなのか、あたしは鳩尾に一発。


グッと息がつまるような感覚と意識が遠のくほどの痛みに瞼が落ちたのだ。


寝ちゃいけない。
そうわかっていても抗えない強制に落ちてしまったのである。


気がついた時、あたしはハッとして飛び起きたのだけど…。


「痛…ッ?!」


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