69problems



どうやらあたしは適当な柱に身体ごと繋がれていたらしい。


手首と身体に縄が食い込んできて、自分の状態へと理解が及ぶと顔は真っ青だ。


中学のあの日以来、こんなにも怖い目に遭ったことはない。


あの時まだ立ってられたのは、あれがあたしの兄なのだと。


殺されちゃうってことはまずないだろうという確信が持てたからだ。


けれど今は違う。
本当に早く逃げないとどうなるかわからない。


相手が何者なのかも知らないし、九十九くんと関係があるってことしかわからないような奴にとっ捕まったのだ。


そしてその相手は九十九くんの敵である可能性が大いに高い。


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