縁切り屋

002.縁切り屋 /002.化物というヒト



ダイレクトに身体の芯を貫いてきたミカさんのひと言にあたしは息が止まったと思う。


嫌な汗が流れて仕方ない。


けれどそれは自分がこれまで見ないようにしてきたことだ。


声に出して言っちゃダメ。
そんなことをしたって誰もあたしの話しなんか聞いてくれない。


化身混じりより人間の方がよっぽど化物だ、なんて。


そんなこと言ってしまったら世間的にイかれてると言われてもおかしくない。


ミカさんがそう言ったように。


なのになんであたし、こんなこと言っちゃったんだろうっ。


自分のこれからを考えると怖くて不安でたまらなくなる感覚に震えていれば、


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