失恋、半分。

seven!

✳︎✳︎





油断していた。




・・・参ったな。




いつもと変わらない朝のはずなのに。


全然いつも通りじゃない。




眼が覚めると同時に、手が自然と、ベッドの上にいるはずの藤田を探ってた。



「……、藤田…?」



いなくなった事に気付いてから、少し冷静になると、グッと気持ちが落ちるのが分かった。


咄嗟に携帯を見たけど、あいつの連絡先も知らなかったから、連絡つけようもない。



帰るなら一言声かけろよって、ベッドに座って、独り言のようにタバコに火をつけた。




吐き出す白い煙に、昨日の情事を浮かべていた。




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